A mobile novel☆

最近、携帯小説を載せるの忘れてました(汗)
PCが変わって、こっちのPCにデータを入れてないのが原因です(汗汗)
ってことで、思い出したので、先月分、乗せておきます!
タイトルは

空の笑顔
です!
ちょっと切なく、物悲しいお話…
(送った文章が見つからず、携帯版にする前の、ちょっと1000文字オーバーの未完成作品です!ごめんなさい!)





ふと思い出した彼女の記憶。今、目の前で目を瞑っている彼女の表情が1度だけ辛くなったあのとき。彼女はどんな気持ちで寝ているのだろうか。

彼女との出会いは、中学2年のときだった。たまたま同じクラスになった。とても明るく、いつも笑顔だった。そんな彼女に魅せられた。そして親友となった。毎日一緒に帰り、遊び、たくさん話した。まだメールのない時代だったから、毎日早く学校で会いたくてしかたがなかった。朝から話し、笑い、一緒にお弁当を食べた。

そんなある日、国語科で家族について作文を書くときがあった。今の時代、色んな家庭があるので、こんな課題はないだろう。
カリカリと作文を書く音だけが教室に響いた。誰も一言もしゃべらず、黙々と作文を書いている。
そして次の国語の授業。作文を発表することになった。先生が適当に生徒を指した。どの子も幸せな家族を話した。反抗的なことをいってる子でも、結局は幸せな家庭の話だった。そんな中、最後に彼女が指された。彼女は立ち上がり発表を始めた。
「私の父はすごい人でした。何でもできて。とてもかっこよかったです。」
「私の母は、とても優しい人で、いつも温かく見守ってくれました。」
幸せな家族を発表していた。彼女の発表はどんどん進んでいった。
「私は家族が大好きです。私の・・・家・・・族・・・は・・・」
彼女は急に泣き出した。先生は慌てて彼女を席に座らせた。クラスがざわついた。私は少し離れた席の彼女を見つめた。あんなにいつも笑っている彼女が私の目の前で辛そうに泣いていた。

その日の帰り、いつもと違う雰囲気が2人の間に流れた。私はあえて、彼女に今日のことを聞かなかった。その日以降、彼女が泣いたことはなかった。

あとから聞いた話だが、彼女の母親は病気で泣くなり、父親は彼女1人残して彼女の母親の後を追った。それは彼女が小学校4年生の話だそうだ。その後彼女は親戚中を盥回しされあのときに至っていたという。

そして彼女は昨日、34歳で亡くなった。彼女の母親と同じ病気だったそうだ。彼女の笑顔はもうない。けれどきっと今、彼女は両親と再会し、幸せな家族を再開したのだろう。

目の前にいる彼女の体をそっと撫で、彼女に微笑みかけ、彼女の家を出た。母親の死を目の前にしている彼女の娘を抱きしめ
「いつでも笑顔でいるのよ。」
と一声、声をかけた。

ふと彼女の笑顔がよみがえった。






11月分、今日までで、23時54分に送りました(汗)
あぶないあぶない!
選考期間終わったら載せますねぇ!
ちなみに、文章の雰囲気を変えることにしたので、
こういうちょっと切なく物悲しげなお話は、これで最後になる予定です!
これからはちょっと面白い、話…
書いていくつもりです!
(少なくとも11月分はそうしました…)