A mobaile novel

健忘症。
若年性アルツハイマー
今まさに学校で調べています。
私は・・・
危ない・・・以前、携帯小説をアップすると言って・・・
健忘症。
忘れました。
前回、1月20日締切分の小説。
最初に言っておきます。変な小説です。
イメージしながら読んで見てくださいね☆
でもって、あんまり深く考えず、サラッっと読み流してくださいな!(笑)







       スキップする男。


これで最後と決めた、文学賞への作品の提出。これでダメなら、もう小説を書くのをやめ
ようと思う。でも良い文が書けない。
私は小説が書きたいが書けないとき、スキップする癖がある。40のいい大人がスキップ
するのだ。家の中でスキップをするのは危なすぎる。(書けず、イライラしたときにばら
まいた、紙(原稿用紙とちり紙)がちらばっているから。)だから外でするのだ。すれ違う
人が変な目で私を見ているのがわかる。目線が痛い。午後の2時過ぎにすると、下校途中
の小学生とすれ違う。
「あのおじさん、変な人。」
と指を差しながら言ってくる。子供は正直だ。
時には真正面で、
「変なスキップおじさんが来た!」
と言ってくるときもある。そんなときは作り笑顔で、その少年たちに、
「君たちもしてごらん。」
といってみる。大抵しかとされる。最近の子供はかわいくない。
まるでドラマの様に、子供連れの母親が私のほうを見ている我が子に対し、
「見ちゃだめ。」
などとも言う。別に私は変質者ではない。
スキップというのは、意外と疲れる。だから時々休憩をする。
そしてそこで、
「パチンッ!」
と手を叩いてみる。すると突然、文章が浮かんできた。
ここで私は痛恨のミスをしたことに気づく。そうだ。メモ帳はあるのに、ペンを忘れた。
メモ帳を忘れたなら、まだ手に書いたりできるが、さすがにメモ帳だけでは何もできな
い。私は一目散に走り出した。途中で会った小学生を追い越す。今度は40過ぎのいい大人
が、猛ダッシュしている。また周りがなんか言っている。指も指されている。でも気にす
るな。せっかく浮かんだ文章を、無駄にするわけにはいかない。もうスキップするのは御
免だ。やっとの思いで家に着いた。
よしっ、書くぞ!
やっとの思いで部屋に走りこむ。
「わっ!」
思いっきり転んだ。散乱していた紙に足をとられた。
「いってぇー。」
なんとか起き上がり、やっとの思い出机にたどり着く。ペンを持ち、やっと書こうとす
る。
「・・・」
ペンが進まない。忘れた。文章を全て忘れた。でも締め切りもある。無理矢理文を書い
た。死に物狂いの作品だ。これが私の最後の作品になるだろう。

半年後、彼は有名作家となっていた。
彼の作品は賞をとっていた。
タイトルは
『スキップする男。』